昨夜も開放日で大部屋満員でした。中間テスト対策で学校の問題集を進めている子が多いのですが、基本はやはりこのテキストを繰り返し、完全に身につけること。だいたいテスト範囲までやって提出しなければならないので、やらざるを得ないのです。この問題集をしっかりマスターすれば80点以上は固いでしょう。やり方についてはいつも塾生に言っていることなのですが、高校数学の問題集の中にあるコラムにほぼ同じことが書いてあったので抜粋します。

…誤った学習法の一つとして、問題が解けなかったとき、ただ解答を読み、納得し、模範解答を赤ペンで写して終わり、という学習法です。

この学習法の一番の欠点は、解説を読んだ直後は理解できるのですが、なぜ自分が解けなかったのかという自己分析が足りなかったために、時間が経つとすぐに忘れてしまうことです。

この学習法を個人的に「わかったつもり学習法」と呼んでいます。この「わかったつもり学習法」を続けているうちは、いくら多くの演習問題を解いても、なかなか真の実力は身についてきません。

ここで大切なことは、自分が解けなかった原因を徹底的に追究することです。

具体的に上げれば

・自分が知らなかった知識は何か

・見落としていた条件はなかったか

・解決の決め手は何か

・類似問題の把握は充分であったか

・どの部分が自分にとって難しかったか

など、さまざまな角度から解けなかった理由を明確にすることによって、次に類題に直面した際に、より自信を持って問題に向き合うことができます。…

(フォーカスゴールド数学Ⅱ+Bより)

特に間違えた問題は自分で納得するまで研究し、いつでも再現可能となるレベルまでもっていくことが重要です。